三宅亜郎の“さいえなじっく”レポ、その1。
《なみこと山怪事件に関するレポート》記者/睦津江(むつえ)高校メディア部部長・三宅亜郎 責任編集
まだまだ実態も事実関係も不明点が多すぎて、こうして文書にまとめるにも早すぎる感があるが、今後予測される自分への危険度の増加をかんがみるに、何らかの形で逐次記録してゆかねば万一の際には一切が闇の中に消えてしまうおそれがあるため、未完成ながらも判った事実から文書にまとめるものである。

人物ファイルNo.01【須藤夕美(すどう ゆみ)】20◯◯年現在17歳。睦津江高校二年7組。
家族:自称発明家の父親となみこと山頂上にある研究所兼自宅で二人暮らし、ただしごく最近助手とおぼしき20代の男性が居候として家族に加わった。現時点で男性の詳細データは不明。
学校における部活動なし。家事が多忙のためと思われる。
最大の特徴は関西弁。中学生の頃まで近畿在住だったという証言あり。当時どんな生活だったのかは今後調査が待たれる。
性格はなべて無愛想。成績は中の中か下の上。また当校入学以来、恋愛に関する噂は皆無。だが一部男子には『魅惑のタレ眼』と呼ばれ、彼女が使う関西弁ともあいまってマニアックな人気があるらしい。ただし本人はその自覚なし。
身長156cm、B77、W57、H82cm。
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人物ファイルNo.02【原 麻樹(はら まき)】〈写真左〉20◯◯年現在18歳。睦津江高校二年7組。
家族:父母と兄の四人暮らし。詳細不明。須藤夕美と異なり家事手伝いの形跡はないが部活動には所属していない。成績は須藤夕美と大差なし、むしろやや下と思われる。
後述の宮森鈴と共に須藤夕美と三人組状態を成している。性格はひとことでいえばミーハー。ときに少々軽率な面が見られる。三人の中では群を抜いてかしましい。ただし、外見は美人の部類にはいる。
事実、明るくサバけた性格の上に面倒見のよい姉御肌のため、性別を越えて話しやすい雰囲気もあってか男子生徒のウケは良い。
身長165cm、B88、W60、H85cm。
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人物ファイルNo.03【宮森 鈴(みやもり すず)】〈写真右〉20◯◯年現在18歳。睦津江高校二年7組。
家族:不明。噂では良家の子女とも。睦津江で宮森といえば…しかし確証がないのでここでは明言を避けておく。
学年三位以内をキープの秀才。しかし塾通いや家庭教師、またガリ勉の印象はなく、そういう意味では後述する一種行動の奇異さも含めて天才の部類といえるかも。
性格はこれもひとことでいえば“宇宙人”。友人との会話では少々次元を超越したリンク切れを起こすことで知られる。
証言に拠れば、「喜怒哀楽のうち、“喜”以外の感情表現を見たことがない」。
外見的には“麻呂眉”と奥二重があいまった大陸系アジア顔。ただし、特筆すべきは胸。女子からの極秘情報ではカップサイズはアルファベットの中ほどの文字とも。
身長151cm、B92、W62、H92cm。
なお、写真は先日自分が撮影した最新のものである。旧来にどのような画像があろうとも、なんらかの手違いであろうかと思われる。以下、後述。
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